【終了しました】復興コンサート in 仙台トラストシティ ~祈り、そして光~ vol.1

せんくらボカシ2東日本大震災から5年。いまあらためて、あの日への祈りと未来への希望を込めて、仙台の音楽家による歌とフルート、ピアノによるアンサンブル演奏をお届けいたします。

(共催:公益財団法人音楽の力による復興センター・東北)

※2015年10月仙台トラストシティにて撮影


2015年9月気仙沼市震災後当初、音楽は何の役にも立たない」と多くの音楽家は絶望しました。「音楽にできることはあるのだろうか」と悩み苦しみながら、しかしやはり「私たちにできることは音楽しかない」と思い至った彼らは、避難所や街角などさまざまな場所で、勇気を振り絞るようにして歌い、奏でました。

※2015年9月気仙沼市のコンサートにて撮影

 


2014年5月仙台市若林区(名札消去)その音楽によって、人は心うごかされ、涙し、笑顔になり、忘れていた感情を取り戻したのです。その姿から音楽家たちは「音楽には人の心にとどく力がある」ことを実感し、以来、現在に至るまで被災した方々のもとへ小さな演奏会を届け続けています。

 ※2014年5月仙台市若林区のコンサートにて撮影

 


20151222会津若松市今回のコンサートではその活動を続けている4名の音楽家が出演します。まずは、歌を担当するお2人からのメッセージを紹介いたします。

第2回目の記事はこちら

※2015年12月会津若松市のコンサートにて撮影


ソプラノ齋藤翠

多くの方々が、震災後に喜怒哀楽を何倍にも感じたことだろうと思います。私にとって2011年4月から続けてきたさまざまな場所での演奏は、音を発信すること、受け取ってもらうこと、共有すること、会場にはいらっしゃらないたくさんの方の力があってこそ演奏が成り立っていること、それらの喜びを深く実感する機会になりました。今回の演奏会では、その喜びと共に、これからの未来に期待を抱いて演奏に臨みたいと思います。

ソプラノ 齋藤 翠


 

メゾ菊池万希子

震災からこれまで「心の復興」「今の自分にできる事」とは何か、と問い掛けながら音楽に取り組んできました。あれから5年、街には未来に目を向けている人が増えているように感じます。どれ程時間が経っても過去は消えませんが、夢や希望という言葉を受け入れつつある巷の雰囲気を嬉しく思います。今回は、震災で亡くなられた方の魂に敬意を払い、今の日常に感謝し、希望の光と共に明日に向かって行けるよう心を込めて歌いたいと思います。

メゾソプラノ 菊池万希子


せんくらボカシ3復興コンサート in 仙台トラストシティ ~祈り、そして光~

【日時】 2016年3月12日(土)

開場16:30 開演17:00 終演18:00

【会場】 仙台トラストタワー 1階エントランスホール〔80席/入場無料

【出演】 ソプラノ齋藤翠 メゾソプラノ菊池万希子 フルート山田みづほ ピアノ掛田瑶子

※2015年10月仙台トラストシティにて撮影


 

【曲目】

スタンドアローン/久石譲作曲「坂の上の雲」より

すべては終わりぬ/ フォスター作曲

アンダンテK.315/モーツァルト作曲

【お問い合わせ】公益財団法人音楽の力による復興センター・東北 TEL:022-797-0233

「公益財団法人音楽の力による復興センター・東北」の公式ホームページはこちら


 

また、この日は11時から16時まで、5階のラウンジにて仙台在住の作家さん達による「モノづくり市」を開催いたします。 コンサートの前に是非お立ち寄りください!くわしくはこちら


皆様のご来場を心よりお待ちしております。